2016年3月5日(土)に、茅ヶ崎市主催の「未来に残したい湘南の自然」が
平塚市の土屋霊園付近で開催されました(佳之介副園長が指導協力で参加しました)。
「未来に残したい湘南の自然」は、全4回シリーズで、
第1回は遠藤笹窪谷(藤沢市)、第2回は柳谷(茅ヶ崎市)、第3回は清水谷(茅ヶ崎市)、
今回は4回目の観察会になります(最終回です)。
茅ヶ崎・藤沢の谷戸では、どこも生物多様性に富んだ貴重な自然環境を観察できましたが、
土屋は他の谷戸と比べてとりわけ生物多様性が高いということを知ることができました。
(4つの谷戸の中で、陸地になった時代一番古いのが土屋であるためとのこと)
多くの生き物と出会うことができ、大満足の観察会となりましたが、
案内をすることに夢中になり過ぎて生き物の写真がほとんど撮れませんでした。
観察会の指導協力をされた會田重道氏(日本鱗翅学会会員)に写真を提供していただいたので、少しですがご紹介します。
水生昆虫探しに夢中になる参加者。
多くの生き物が見つかりました。
ザルを使った調査は面白いです、
ツチガエル(県レッドデータ種)の幼体と、シオカラトンボ属の幼虫。
画像はありませんが、ヤマアカガエルのオタマジャクシが多数確認、越冬中のマツモムシも見られました。
ウラギンシジミ♀
成虫越冬種です、気温が上昇すると活動します。
ムラサキシジミ♀
こちらも成虫越冬種です。
チョウ類では他に、テングチョウ、キタキチョウ♂(いずれも成虫越冬)を確認しました。
蛹(さなぎ)越冬のスジグロシロチョウもが飛んでおり、早くも羽化したようです。
先々週はベニシジミ、先週はモンシロチョウ、確実に春の足音が大きくなっています(全て蛹越冬)。
たくさんの生き物が活動を始める楽しい季節がすぐそこまできていますね!
他にも紹介したい種が沢山いるのですが、画像がありませんので、またの機会に。
土屋地区は本当に良いところです、
永続的にこの環境が保持されるよう、皆の手で守っていきたいですね。
平岡幼稚園も主体的に活動していきたいと思っています。